大野城トレイル～ため池ルート～

水城跡の西側に位置するため池です。周囲には遊歩道が整備されており、水城跡の自然を感じながら、水辺空間を楽しむことができます。 水城ゆめ広場にあるあずまやからは新池を望みながら休憩することもできます。

ここには、噴水や展望テラスがあり、市民の憩いの場として親しまれています。ため池のほとりに建つ碑は、用水路の建設に尽力した偉人の功績を称える「溜井之碑」です。また、公園内に残る６～７世紀ごろの須恵器窯跡である「梅頭窯跡」（国指定史跡「牛頸須恵器窯跡」の一つ）では、窯跡の様子を見学することもできます。

私財を投じて牛頸から用水路を明治１０年（１８７７年）に完成させた森山庄太の功績を称える石碑です。牛頸川の北田井堰より取水された水は、日の浦池を通り、三兼池に注いでいます。この完成によって、白木原村、上大利村、春日村は、干ばつのときでも豊かな実りを得ることができるようになりました。

なだらかな丘陵地に位置するため池です。水際を結ぶ散策路をはじめ、多くの人々に親水空間として親しまれています。また、公園内にはビオトープがあり、気軽に自然と触れ合うことができます。かつてこの地域の人々の生活を潤したため池に想いを馳せながら、のんびりとした時間をお過ごしください。

この場所の地名は「横堤（よこつつみ）」と呼ばれ、明治時代には耕作の間に馬をやすませたり草を食べさせたりする場所になっていたようです。昭和１６年頃や昭和５０年頃の上大利小水城跡は、田んぼの中に浮かぶ浮島のようであり、おそらく古代以来このような風景であったことがしのばれます。 「小水城ゆめあかり広場」は、上大利小水城跡の価値を伝えるとともに、憩いの場として地域の方々に活用していただき、地域の宝として未来に伝えていければ幸いです。 「上大利小水城跡」・・・水城跡の一部として昭和４９年に特別史跡に指定されました。小水城とは水城と一連の古代の防衛施設で、丘と丘の間の小さな谷を塞ぐ小規模な土塁のことです。このような小さな土塁は、上大利のほかに春日市の大土居や天神山にも存在し、水城跡（６６４年築造）とほぼ同じ頃に造られたと考えられます。土塁は長さ約９０メートル、幅約２３メートル、高さ約５メートルあり、当時の最先端の土木技術である版築（はんちく）という工法で築造しました。

ＪＲ水城駅西側、住宅地の中にある小山です。伝説には、水城が完成したときに働いていた親子が放り出した土が積もってできた小山だと伝えられています。（私有地ですので見学の際はご留意ください）

JR鹿児島本線の駅です。国の特別史跡・水城跡がすぐそばの閑静な地にあり、約600m行くと西鉄下大利駅もあります。